はじめに
現職の環境コンサルタントでは、省エネ診断等を通じて顧客のエネルギーコストの削減並びにCO2排出量の削減を支援することにより、持続可能な事業活動の実現に寄与してきた。この経験を活かして、今後はさらに多様な業種・業態においても環境以外の視点にたって支援していきたいと考えている。昨今流行りのSDGsやESG、SBT、TCFD対応には、これまでの環境面でのコンサル経験が役に立つだろう。
ということで、アクセンチュアに入社した友達からのリファラル採用でインダストリーコンサルタント部門(公共サービス等)に応募することにした。
書類選考(通過)
最初にアクセンチュアから、リファラル用のリンクがおくられてくるので、そこから採用ページにアクセスして基本情報を登録する。職務経歴書と 履歴書をアップロードする。
その後自分の応募したい部署に応募する形になるのだが、最初ちょっとした勘違いで、 インダストリー部門のオープンポジションに応募してしまった。
1週間ほどして書類選考結果がメールで届いた内容はお見送りだった。
そのかわり、公共サービスの分野で再応募を促された。
お祈りメールの内容
初めてご連絡させていただきます。
アクセンチュア人事部リクルーティングでございます。
このたびは弊社にご応募いただき誠にありがとうございます。
慎重に検討させていただきましたが、
ご応募いただきましたポジションではご経験・スキルを生かせることができかねてしまい、
残念ながら今回については貴意に添いがたい結果となりました。
折角のご応募にも関わらず誠に申し訳ございませんが、何卒ご了承ください。
ただ、弊社の以下のポジションはご経験を活かせるのではないかと考えておりますので、
もしご興味がございましたら、改めてエントリーしていただければと思います。
※エントリー後再度書類選考から進めさせていただきます。(以降省略)
このように、応募した ポジションがダメであっても代わりのポジションを提案してくれるところが嬉しい。
速攻で再応募。
すると4日後ぐらいに書類選考通過の連絡が来て1次面接の案内が来た。
1次面接の内容(通過)
面接前に人事部からメールが来る。1次面接ではケース問題が出題されると言うことで準備するようにとの案内だった。
面接の内容まで案内してくれるとは手厚いですね〜。まぁ知ってたけど。
基本的に面接の内容は最初にこれまでのキャリアやアクセンチュアに入社したい理由等が15分から20分ぐらいあって、そこからケース問題が2つ出題された。ケース問題では20分ほど使った後、残りの時間は逆質問のタイムだった。
ケース問題の内容は完全に覚えているわけではないが、下記の通り。
ケース問題1
今や高校生の2/3がルーズソックスを履いているという。
これからまたルーズソックスが流行ろうとしている。
次の流行は大学生や OLまで波及しそうだ。
前回のブームは3年間続いたが、今回はどの程度続くかわからない。
あなたは有名な衣料品ブランドの新規事業推進担当である。
ルーズソックスを製造するには新たに専用の設備を導入する必要がある。それには5億円かかる。
工場の敷地は中国にあり、活用することができる。
ルーズソックスの値段はおよそ1足あたり500円が相場のようだ。
問1:ルーズソックスの市場規模を推定せよ。
問2:あなたはコストをかけてルーズソックスの展開を進めるか、その判断結果と理由をのべよ。
ケース問題2
あなたは 日本を代表する自動車メーカーの社長である。
今後日本はアジアを引っ張っていく国にならなければならないという信念をもっている。
日本の食糧自給率の低さをどうにかしないと思っている。
日本の食料自給率を上げるには、農業を 魅力的な産業にしなければならない。ここで言う魅力的とは儲かると言う意味に等しい。
問1:日本の農業を魅力的なものにするにあたり、どのような課題があるか。
問2:今後どのようなビジネスを展開するべきか。(タイムアップのため、やらなかった)
2連続ケースはきついってばよ。
案の定、本番で限られた時間で自分なりの答えをだすという作業は、思った以上にしんどかった。
全然本来の力を発揮できるわけもなく惨敗してしまった。ただここで良かったのは面接官から的確なフィードバックをもらって勉強になったこと、またこれは慣れだからとフォローしてくれたことがポジティブな要素かな。
ボロボロですいませんと一応謝罪して次のチャンスがあるならまたやりたいと言うふうに次のチャンスにつながるようにすこしでも確率を上げておいた。
まぁこれが功を奏したのかは知らないけれども、結果的に1次面接通過している。
あとは、雑談。ざっと下記のようなことをきいた。
このあと、3日後くらいに人事部から メールが届き、1次面接通過との事だった。まさか通過してると思わなかったのでとてもうれしかった。
速攻でもういつでもいいですよ当日でも対応しますと言う返事を書く。
すると2日後ぐらいにまた返事があり次の日に決まる、早すぎw。
2次面接(進行中)
次の面接がほぼ実質最終面接と言う扱いになる。またケース面接がやってくるのかなと言う風には覚悟していたけれども本当にやってきた。最初の10分位でこれまでのキャリアを簡単に説明した。巷の情報では、 キャリアについてどんどん深掘りされたりすると聞いていたが、あまりそれはなく、すぐにケース問題に移った。
面接官「最近のDX関係でこれは面白いとおもったものはありますか」
自分「(え!まじかまじかなににしよ)あ、みんなの銀行ってアクセンチュアさんが福岡銀行と一緒に立ち上げたんですよね。既存の銀行業務をデジタル化するのとは違い、まったくのゼロベースからデジタルで完結することを目指した新たな銀行というのはとても将来性を感じました。・・・まぁ、まだ口座は作っていないのですがw」
面接官「では、いま銀行の話がでたので、、、、日本の預貯金の合計金額はいくらくらいか、推定してもらってもいいですか。5分で。」
まじですか!銀行ネタにしなけりゃよかった〜・・・爆死。
結局、いみのわからない推計によりあり得ない額を回答。
しかも後で10000倍していないことに気づいた。
次に、
面接官「では、その金額が妥当であるとして、その10%のシェアをみんなの銀行が 確保するための戦略を考えてください。15分で。」
どひゃ〜。
まぁいろいろ考えた結果、いくつか案を提示
したが、僕の強みは必ずウルトラCを提案できるところだ!ということで、冒険にでる。
自分「これまで述べた策も有効ではあると思いますが、アクセンチュア社員全員の給与振込口座をみんなの銀行にすれば良いとおもいます。」
決まったぜ。
多分、爆死。
結果は2日経ったいまはまだ来ない。
結果
1週間が過ぎた金曜日に、メールがくる。メールの内容
選考結果と今後の選考についてご相談させて頂きたく、
お電話でお時間いただくことは可能でしょうか。
電話面談は10~20分程度を想定しており、
来週以降ご都合のよろしい日時を複数いただけますと幸いです。
え、これってどうなの?
と思いながら、電話を受けると、今回の採用では落選チュア。
PMOポジションでの再応募を検討して欲しいとのことだったが、少しやりたいことと違うため、並行して受けているNRIの結果を見て検討したい。
以上。