人口1人当たりの運輸部門の温室効果ガス排出量2016
環境省が公表する都道府県別の排出量データから、今回は運輸部門について人口1人あたりにどの程度の温室効果ガスを排出しているかを見てみた。人口1人当たりの運輸部門の温室効果ガス排出量
結論として、東京都や神奈川県、大阪府、京都府、埼玉県といった都市圏では、1人あたりの排出量は全国で下位5都道府県を占めている。
主な要因として、自動車移動が少ないことが挙げられる。
京都は、大都市圏ではないが、主な都市部である京都市は狭く、基本的に自転車移動で済むことから、このような結果になっているものと考えられる。
一方で、鹿児島県の2.6 t-CO2/人を筆頭に、大都市圏から離れた地方ほど、自動車移動に依存している結果がうかがえる。
なお、運輸部門の排出量には鉄道及び船舶も含まれるため、必ずしも自動車移動のみの影響が反映されているわけではないことに留意する必要がある。
以下に、出典情報を記載する。
都道府県別の温室効果ガス排出量
このデータは、環境省の区域施策編マニュアル・ツールのウェブサイトからダウンロードできる。ただし、公表年度が2019年3月時点で2016年度のため、3年遅れたデータである。
策定マニュアル・ツール|環境省 地方公共団体実行計画策定・実施支援サイト
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人口
人口のデータは「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」から入手することができる。以下のウェブサイトは、政府の統計データを閲覧することができる総合窓口。最近はだんだんと統計資料がこのようにまとめられ始めていて、便利になってきている。
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