新潟の小さな煎餅会社が、台湾の世界的企業から22億円もの配当を得ている理由 2021-01-05


図 この記事のタイプ傾向 (「興奮」「支援」「協力」)

黒豆せんべいやおかき、あられなどの米菓を製造販売する岩塚製菓が、ツイッターで話題になっている。
岩塚製菓は、新潟県長岡市に本社を持つ小さな会社なのだが、中国・上海に本拠を置く台湾系の超巨大企業・旺旺企業集団(ワンワングループ、以下旺旺)と技術提携を行い、同社株式5%を保有することで、多額の配当金を得ているというのだ。
岩塚製菓が旺旺から受け取った2020年3月期の受取配当金は、22億8000万円。
ちなみに米菓を製造販売した営業利益が、約1億7000万円だった。
つまり、「本業」の10倍以上の営業外収益を得ているわけだ。
なぜ、このような状況になったのか。
「旺旺・ジャパン」の公式サイトなどによると、今から約40年前、台湾からやってきた若者・蔡衍明氏(現在のワンワングループ代表)に米菓製造の技術指導をしたのが、当時の岩塚製菓社長・槇計作氏だったという。
なんだかスケールの大きなサクセスストーリーの幕開けのようだ。
こうした岩塚製菓と旺旺の関係は、あるツイッターユーザーが紹介したことで話題に。
ツイッターには、こんな声が寄せられている。
「ホント理想的だなぁ一方が技術を与えて、一方がローカライズし利益を産んで還元する」「最初は本当に配当金とか狙ってなかっただろうに...実直な経営続けて来たんやろな」「ソフバンとアリババの関係みたい笑」ツイッターユーザーの反応もやや興奮気味だ。
我々が日頃親しんでいる黒豆せんべいの会社が、実はこんなにすごい会社だったのか。
Jタウンネット記者は、岩塚製菓に詳しい話を聞いた。
37年続けられた技術指導Jタウンネットの取材に応じたのは、岩塚製菓総務課の担当者だった。
「1970年代後半、家業の水産加工業を継いだ(旺旺代表の)蔡衍明氏は、北海道によくイカの仕入れに来ていたそうです。
当時日本で売られていた岩塚製菓の商品にほれ込み、岩塚製菓の創業者・槇計作元社長(槇春夫現社長の父親)に技術協力を仰いだのが、旺旺と岩塚の出会いのきっかけだったそうです。
槇元社長は、旺旺への技術支援にあたって、指定の原料・設備を使うこと、技術指導を受け続けることを条件に、1983年、技術提携することになりました」技術指導は、37年を経過した現在でも続けられており、新潟の岩塚製菓から数人の技術者が中国の旺旺の工場に派遣され、常駐しているという。
岩塚製菓の出資と技術供与を受けた旺旺企業集団は、米菓を台湾と中国で販売し急成長した。
旺旺グループの商品は、今や世界56か国で販売されており、「米菓生産量世界No.1メーカー」へと成長している。
蔡代表は槇元社長を「旺旺の父」と呼び、旺旺上海本部の1階ロビーには、岩塚製菓の槇計作元社長の銅像が置かれているという。
「旺旺企業集団の食品部門は香港市場に上場し、岩塚製菓はその5%の株を保有しており、株主として配当を受けております」雪国・長岡には、すごい会社があった。
(https://news.goo.ne.jp/article/jtown/region/jtown-316753.htmlより引用)

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