「池尻大橋」そんな橋はありません!首都圏「実は合成だった駅名」5選 2021-01-07


図 この記事のタイプ傾向 (「安定」「意外」「支援」「実現」)

(https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-103468.htmlより引用)
駅名が一見何かの場所や施設に思えるものも、実は全く別の由来だったケースがいくつかあります。
その背景は、駅名を巡る争いから、意外と単純な理由まで様々です。
想像と違う?「実は合成駅名」橋も神社仏閣も実在せず 最寄りにあると思い込んでいた場所や施設が実は存在せず、駅名が全く別の由来だったというケース、あるかもしれません。
池尻大橋……そんな名前の橋はありません 東急田園都市線の池尻大橋駅は、駅の所在地である二つの町名「池尻」と「大橋」を合成したものです。
田園都市線の前身で、路面電車であった玉川線には、「玉電池尻」と「大橋」という別々の停留場が設置されていました。
新駅の駅名は当初「大橋池尻」で進められていたところ、逆の順番のほうがインパクトがあるという、当時の東急の五島昇社長の強い意向で、今の順番になったという経緯があります。
 なお「池尻大橋」という大きな橋はありませんが、駅周辺の目黒川を渡る国道246号(玉川通り)にかかる橋「大橋」が、地名の由来になっています。
溜池山王……そんな寺社仏閣はありません 溜池山王駅は1997(平成9)年、東京メトロ南北線の延伸とともに開業。
接続する銀座線の駅としては唯一、戦後に誕生した駅です。
 駅名の由来となった「溜池山王」、水を司る神様を祀る寺社があるかのように思えますが、実はこれも合成駅名です。
一帯の旧地名である赤坂溜池町と、江戸三大祭り・山王祭で有名な日枝神社に因みます。
開業にあたり、前者を由来に港区が「溜池駅」、後者は千代田区が「山王下駅」とそれぞれ駅名案を主張。
駅はちょうど両区の境界にあるためお互い一歩も譲らず、妥協案として両者案が合成されることになりました。
 ちなみに溜池町の由来になった溜池は、江戸時代初期に和歌山藩の初代藩主となった浅野幸長が小川をせき止めて作った人造のため池で、風雅な光景は江戸の名所となっていました。
歌川広重の浮世絵「名所江戸百景」にも描かれています。
あの「大学」「学園」も実は存在しなかった 普段耳にする駅名も、字面そのままではない、意外なルーツを持つことがあります。
印旛日本医大……そんな大学はありません 北総線・京成成田スカイアクセス線の印旛日本医大駅は、列車の行先表示でもよく見かける駅ですが、実は駅の周辺にこのような名前の大学はありません。
 駅名の「日本医大」は、駅の南側にある日本医科大学千葉北総病院が由来です。
日本で初めてドクターヘリと救急搬送支援システム(信号機制御や位置情報発信)を導入したことで知られています。
「印旛」は駅所在地のかつての自治体名「印旛郡印旛村」に由来します。
当駅は印旛村唯一の駅でしたが、その印旛村は2010(平成22)に合併して印西市の一部となりました。
一橋学園……そんな学園はありません 西武多摩湖線にある一橋学園駅も、実は大学の名前が駅名になったわけではありません。
駅西側にある大学名は「一橋大学」であって、学園を冠した大学ではないのです。
 実はこの駅、元々は「小平学園駅」と「一橋大学駅」という別々の駅でした。
1966(昭和41)年、西武は400mほどしか離れていない両者を統合、互いの駅名から2文字ずつ採用して現駅名になりました。
 元になった小平学園という駅名も、やはり近隣の大学に因んだものではありませんでした。
現在の西武グループを築いた堤康次郎が、戦前に箱根土地株式会社を設立して各地に宅地開発を進めたうちのひとつで、大学を誘致し文教地区のイメージにつなげる計画で名付けた「学園都市」の一環でした。
大学誘致計画が実現しないまま駅名や地名が残った例は、西武池袋線の大泉学園駅などがあります。
桜上水……そんな水路はありません 京王線にある桜上水駅は、その名前の用水路が近くを流れているというわけではありません。
流れているのは、かつての東京の重要な水資源だった「玉川上水」です。
 玉川上水は17世紀に江戸幕府によって、水資源の安定供給のために引かれた水路です。
羽村市の取水関から武蔵野台地に沿って東進し、都内へ流れています。
西武拝島線と多摩都市モノレールには水路名をそのまま冠した玉川上水駅が設置されていますが、京王線の駅はなぜ現駅名になったのでしょうか。
 実は桜上水の「桜」は地名ではなく、玉川上水沿いに植えられていた桜並木に由来します。
1933(昭和8)年、当時の京王電気軌道の車庫が当地に設置されると同時に駅が設置されました。
はじめは「京王車庫前」だったのですが、4年後に改称。
この時に上記の理由で、「桜上水」と命名されました。
 駅の周囲の地名はもともと上北沢でしたが、1967年(昭和42年)、住居表示によって「桜上水」となりました。
一般的な流れとは逆に、駅名が地名の由来となった例です。
(https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-103468.htmlより引用)

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