韓国タンカー拿捕で米制裁による資産凍結に圧力か イラン 2021-01-05


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「抗議」「発表」)

 【ソウル=桜井紀雄、カイロ=佐藤貴生】イラン革命防衛隊は4日、原油輸送の大動脈である中東・ホルムズ海峡近くのペルシャ湾で同日朝、韓国船籍の石油タンカー1隻を拿捕(だほ)したと発表した。
タンカーをイラン南部の港に移送し、船員を拘束した。
タンカーは石油化学製品を積載しており、イラン側は「海洋環境に関する法律に違反した」と主張している。
 韓国政府は付近海域にいた海軍部隊の駆逐艦をホルムズ海峡近海に急派した。
韓国外務省は5日、駐韓イラン大使を呼んで抗議。
船員らを速やかに解放するよう求めている。
近く外務省幹部らをイランに派遣するほか、崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1外務次官が10日にもイランを訪れ、イラン政府と協議する。
 韓国外務省や韓米メディアによると、タンカーは韓国籍の5人を含め、ミャンマーやインドネシア、ベトナム国籍の計20人が乗船し、サウジアラビアからアラブ首長国連邦(UAE)の港に向かっていた。
 イラン外務省は、韓国政府に「船員は安全だ」と説明。
拿捕について「海洋汚染を調査せよとの(イランの)裁判所の命令に従った措置だ」と主張している。
韓国にあるタンカー所属会社は「海洋汚染の可能性はない」と反論している。
 イランと韓国をめぐっては、米国による2018年の対イラン制裁の強化に伴い、韓国の銀行にある原油の代金70億ドル(約7200億円)以上が凍結された。
イラン側は5日、資産の凍結には「根拠がない」と強く反発。
拿捕によって米制裁を揺さぶる狙いとの見方が浮上している。
 イランと韓国は、凍結資産を新型コロナウイルスのワクチン代など人道目的に充て制裁を回避する案を検討していたとされ、協議を詰める方針だったという。
(https://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/meast/sankei-wor2101050021.htmlより引用)

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