現場は阪急大阪梅田駅前の繁華街。
曽根崎署は、他人を巻き添えにする危険があったのに、生徒が自殺を図って飛び降り、女性を死亡させたと判断した。
事故は10月23日午後5時50分ごろ発生。
生徒は従業員用エレベーターで最上階の10階まで上がり、非常階段で屋上に出たとみられる。
遺書はなかったが、直前にSNS(ネット交流サービス)に自殺をほのめかす書き込みをしていたという。
巻き添えになった女性は、知人と2人で買い物に訪れ、入り口付近を歩いていた。
非常階段のドアは普段、内側に鍵がかかっているが、事故直前、ドアノブ付近を覆うプラスチックカバーが壊されていた。
事故を受け、大阪市は12月、屋上にある転落防止用の柵の一部が、建築基準法に定められた高さ(1・1メートル以上)を満たしていなかったとして、施設を所有する阪急阪神不動産に改善を指導した。
同社は事故後、ドアの鍵を災害時などにしか開けられない電子錠に交換。
今後、柵の高さも2メートルに改修する予定だ。
(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210113k0000m040092000c.htmlより引用)