「コロナの行動制限ないのに去年より少ない」…観光シーズンの知床、沈没事故で閑散 2022-05-09


図 この記事のタイプ傾向 (「嘆く」「事故」「発見」「分からない」)

(https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220509-567-OYT1T50020.htmlより引用)
 大型連休直前に起きたカズワンの沈没事故は、世界自然遺産に登録され、観光を主産業とする知床に大きな打撃を与えている。
観光業者らは「まずは行方が分からない12人を一日でも早く見つけて、夏には観光客に戻ってきてほしい」と願う。
 カズワンが運航していた知床半島の西側、北海道斜里町のあるホテルでは、大型連休が始まる4月29日から今月末まで予約で満室状態だったが、キャンセルが相次いでいる。
ホテル幹部は「斜里のホテルはどこも同じ状況」と話し、地元飲食店の店主も「新型コロナ対策の行動制限がようやくなくなったのに、去年より客が少ない」と嘆く。
 冬の長い知床にとって、春の大型連休はかき入れ時。
だが、4月23日に起きた沈没事故を受け、カズワンと同じく斜里町のウトロ漁港を発着する観光船は軒並み運航を中止した。
海上からヒグマなどを見るツアーは知床観光の目玉の一つで、旅行を取りやめた観光客が多かったとみられる。
 影響は、半島の東側・羅臼町にも及んでいる。
 「コロナ前は駐車場に入りきらない車が列をなしていたのに、今年もからっきし」。
観光施設内で海産物・土産物店を営む舟木清一社長(71)はため息をついた。
行動制限がない大型連休は3年ぶりだったが、19年に比べて客は半分ほどにとどまったという。
 羅臼町の観光船業者「知床ネイチャークルーズ」は連休中に予定通り運航した。
羅臼町側の観光船は、岸壁近くを航行する斜里町側の船とは違い、沖合でのホエールウォッチングなどがメインだ。
しかし事故後、200件を超える問い合わせが殺到し、大半は乗船のキャンセルだった。
知床羅臼町観光協会会長の大野貴史さん(46)は「夏に向けてどうなっていくのか。
早く不明者全員が見つかり、観光が楽しめる知床に戻ってほしい」と胸の内を明かした。
 連休中に知床を訪れた観光客も思いは複雑だ。
羅臼町の観光施設を8日に訪れた横浜市の40歳代の女性は、観光船に乗るつもりだったが取りやめた。
「素直に知床観光を楽しめないのが正直なところ。
犠牲者の冥福(めいふく)と不明者の早期発見を祈って、ウトロでは海に向かって手を合わせた」と話した。
(https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220509-567-OYT1T50020.htmlより引用)

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