西川遥輝、ポスティングでメジャー移籍ならず日本ハム残留 それでも悲観する必要がないワケ 2021-01-08


図 この記事のタイプ傾向 (「悲観」「不本意」「実現」)

(https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-846588.htmlより引用)
 日本ハムからポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指していた西川遥輝外野手の夢は、来オフ以降へ先送りされることになった。
交渉期限の1月3日午前7時まで、興味を示していた複数の球団と折衝してきたが、交渉がまとまらず、今季は日本ハムに残留することが決まった。
 盗塁王3回、4年連続ゴールデングラブ賞の西川に対しては、外野手の補強を進めるアストロズ、ダイヤモンドバックス、カージナルス、ブルージェイズなどが本格的な調査を進め、代理人のジョシュ・パーセル氏と折衝を続けてきた。
 昨今のメジャーではパワー重視の傾向が強い一方、各球団は昨季、両リーグ最多の92四球を選び、出塁率4割3分をマークした選球眼の良さを高く評価し、1番打者候補として西川の動向を探っていた。
多くの球団が緊縮財政を強いられている ところが、コロナ禍の影響で公式戦が60試合に短縮され、無観客で行われた昨季は、各球団の収益が大幅に減少。
今オフは、多くの球団が緊縮財政を強いられており、FA市場全体が停滞する状態となった。
 米国内でワクチンの供給が始まったとはいえ、年が明けてもコロナの感染拡大は続いており、2021年のシーズンが通常通り開催できるかどうかも不透明な状況で、再び収益減となることも予想されている。
 期限の3日の時点では、2017年ワールドシリーズMVPのジョージ・スプリンガー(アストロズFA)をはじめ、昨季ナ・リーグで本塁打と打点の2冠を獲得したマーセル・オズナ(ブレーブスFA)、マイケル・ブラントリー(アストロズFA)らの移籍先も決まっていなかった。
大物選手数人の動向が昨年中に決まっていれば…… 大物FA選手を獲得する場合、今季のドラフト上位の指名権を失うこともあり、各球団が高額資金を投資することにより慎重になり、市場の停滞を招くという悪循環を生む。
 今オフの場合、外野手市場に限定しても、大きなパズルが埋まっておらず、西川との交渉も進展しづらい流れだった。
ポスティングに伴う譲渡金が発生することも、不利な材料だった。
 もし、大物選手数人の動向が昨年中に決まっていたとすれば、西川を取り巻く状況も変わっていたに違いない。
 たとえば、スプリンガーを狙うブルージェイズ、オズナを狙うカージナルスなどが獲得を逃した場合、他の選手との交渉にシフトチェンジすることになり、市場の動きは一気にスピード感を増す。
大きなパズルが埋まり始めれば、西川の調査を進めていた各球団との間でも交渉が本格化し、期限までに合意にいたる可能性は十分に残されていた。
 西川は悲観する必要はない 今回は交渉が不成立だったとはいえ、悲観する必要はない。
順当にいけば、西川は来季中に海外FA権を取得する。
 過去には、大塚晶文、岩隈久志らが、一度ポスティングでの移籍を断念しながら、その後、メジャー移籍を実現させた例もある。
 来オフ、メジャー球界がどのような状況に置かれているかは不明だが、今オフは、移籍のタイミングとしてはベストではないとの声も多い。
不本意な契約内容で妥協するより、将来的により良い環境でプレーするためにも、ひとまず夢実現を先送りする選択は、賢明なのかもしれない。
 ポスティングは海外FA権を取得する前に移籍できる制度で、選手や所属球団にとって利点も多いが、交渉期限が限定され、譲渡金が発生するため、タイミングが難しい。
メジャーにはポスティングには参戦しない方針を固めている球団も複数あり、自ずと選択肢が限られるケースも少なくない。
 コロナ禍の影響があったとはいえ、西川の交渉不成立は、あらためてポスティング移籍の難しさを浮き彫りにしたのではないだろうか。
(https://news.goo.ne.jp/article/numberweb/sports/numberweb-846588.htmlより引用)

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