高校野球「1週間500球」すでに有名無実…監督に故障防止の観点まるでナシ 2021-03-30


図 この記事のタイプ傾向 (「安楽」)

(https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-719483.htmlより引用)
「まったく機能していませんよ」 と、スポーツライターの美山和也氏が指摘するのは、今センバツから導入されている「1週間500球」の球数制限のことだ。
 球児を酷使、故障から守るために設けられたルールだが、例えば29日の仙台育英(宮城)戦で8回164球を投げ準決勝に駒を進めた天理(奈良)の達孝太(3年)の球数は3試合で459球に達している。
「1週間500球」の制限には抵触しないものの、20日の初戦から中4日、中3日で3連投。
2戦目までは完投しており、明らかに投げすぎだ。
その影響か、この日は8四死球を与えるなど、中村監督が「こんな達を見たことがない」と言うほど状態が悪かった。
 さらに過酷な状況にあるのは中京大中京(愛知)の畔柳亨丞(3年)だ。
25日の初戦から3試合すべてに中1日で登板し2完投。
準決勝の明豊(大分)戦も中1日での先発が濃厚だ。
こちらは「500球ルール」に引っ掛かりそうだが、それでもなお、準決勝では121球も投げられるため、事実上の投げ放題である。
「選手の将来を考えれば、彼らの球数には疑問を覚えます。
球数の話で思い起こされるのは、2013年センバツで9日の間に772球を投げた安楽智大(24=楽天)です。
それでも当時の済美の故・上甲監督は『今は無理をさせていい時期だ』という考え方でした。
他にも私が現場で取材する指導者は『投げさせるべき』という意見が多くを占めているのです」(美山氏) 甲子園で勝つことを目標とする監督の多くは球数制限には否定的。
ルールが設けられたら設けられたで、その中で目いっぱいに投げさせようとする。
故障防止の観点が抜け落ちているのだ。
「そもそもこのルールには公平性という問題もある。
2日目に初戦を迎えた達と、7日目の畔柳では試合日程が異なるので球数制限のハードルがまったく異なります。
やはり、実用性や公平性などがあまり熟考されていないのです」(美山氏)「1週間500球」には医学的根拠があるわけではない。
高野連もそれを認めている。
成長途中の肩や肘を考えれば、500球でも多いかもしれないのだ。
(https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-719483.htmlより引用)

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