飲食店「休業しかない」「じわじわ生殺し」…午後8時閉店の要請にため息 2021-01-05


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「厳しい」「協力」「決定」)

(https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20210105-567-OYT1T50083.htmlより引用)
 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めのかからない首都圏で、週内にも緊急事態宣言が再び発令される見通しになった。
東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県が居酒屋などの飲食店に対し、午後8時の閉店を要請することも決定。
各知事は「感染拡大を防ぐには今が勝負だ」などと決意を示したが、経営者らからは年明け早々、次々に打ち出された国や自治体の方針に、「休業するしかない」とため息が漏れた。
4都県が半数 「感染状況はこれまでとは全く異なるステージへ入った。
人と人との接触を徹底的に抑えなければならない」。
東京都の小池百合子知事は4日夜、臨時の記者会見を開き、危機感をあらわにした。
 読売新聞の集計によると、4都県では現在、1日当たりの感染者数が全国の半分を占める。
昨年12月上旬は3割台だったが、年の瀬が迫るにつれて上昇し、過去最多となる4500人超の感染が確認された12月31日には、56%を占めた。
 会見に先立つ4都県の知事会議では、飲食店などへの営業時間の短縮要請を強化することで合意。
現在午後10時までとしている営業時間を午後8時までとすることを決めた。
酒類の提供は午後7時までとなる。
 険しい表情で会見に臨んだ小池知事。
「より厳しいお願いになる」とした一方、酒の入る会食は感染リスクが高いと指摘し、「実効性を上げるため飲食に的を絞った」と理解を求めた。
埼玉県の大野元裕知事も4日の記者会見で「人の命を救い、医療機関の崩壊を防ぐ。
力を貸していただきたい」と協力を呼びかけた。
「生殺し」 JR御徒町駅(東京都台東区)近くのガード下にある居酒屋「本格焼酎の店 金魚」店長の福本和憲さん(69)は時短要請の強化について、「一時休業も考えなければならない」と悩ましそうに話した。
 同店はこの日が年明け初めての営業。
これまでも都の要請に従って普段より1時間早い午後10時で閉店しており、売り上げは平年の半分ほどに。
常連客の励ましを心の支えに切り盛りしてきたが、稼ぎ時の午後8時以降に店を開けられなくなると、利益よりも家賃などの固定費が多くなり、商売にならないという。
福本さんは「人件費も切り詰めて経営はぎりぎり。
国や都には時短要請に見合う補償をお願いしたい」と訴えた。
 東京・神田の老舗焼き鳥店の主人、麓雄介さん(59)は、「緊急事態宣言は仕方がない」と受け入れつつ、「酒類の提供を午後7時で止めるのは店を閉めているのと同じ。
じわじわ生殺しにされている気分」と打ち明けた。
 昨春の緊急事態宣言で休業要請に応じた「カラオケ館」を全国展開するB&V(東京)。
担当者は、宣言の再発令に「できるだけ要請に従えるようにしたい」としながらも、「雇用や会社の継続を考えると難しい」と話した。
出社は週1 宣言が再発令される見通しになったことを受け、在宅勤務を強化したり、年始のあいさつを取りやめたりする企業も出始めた。
 ソフトウェア開発などを手がける東京都港区のIT会社は、現在週3〜4日の出社となっている管理部門について、宣言が出た場合は週1日に減らすつもりだという。
 担当者は「感染がこれ以上広がらないよう、国の方針には協力していきたい」と話した。
埼玉県川口市で金属加工業を営む男性社長(57)も、年始のあいさつ回りを自粛する予定だと明かした。
(https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20210105-567-OYT1T50083.htmlより引用)

関連記事