ゼビオが東京Vを子会社化 旧経営陣を“ボロクソ批判”でさらに高まる不信感 2021-01-07


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「怒り」「気がある」「心配」「動揺」「不平」「支援」「発表」「分からない」)

(https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/sports/dailyshincho-696027.htmlより引用)
 とうとうスポーツ用品大手のゼビオが、J2東京ヴェルディ(東京V)の子会社化に踏み切った。
昨年の12月25日、ゼビオは10年前に取得した新株予約権を行使し、東京V株の過半数を持つ筆頭株主に躍り出た。
返す刀で、羽生英之社長らを退陣させ、新社長を送り込んだ。
これまで支援を拒んできたはずのゼビオに何があったのか。
 *** 12月25日、東京Vの公式ページには奇妙なリリースが2通公開された。
 まず〈新役員体制に関するお知らせ〉とのタイトルで、経営陣の刷新が発表された。
代表取締役社長に中村考昭氏、代表取締役代行に森本譲二氏が就任し、そして取締役の石倉壱彦氏が留任したこと。
一方、旧経営陣の羽生社長はじめ、吉田昌弘取締役、斉藤浩史取締役らが辞任したというものだ。
 問題は、この後、次のような一文が添えられていたことだ。
〈※辞任にあたり、上記3名からは弊クラブの信用や評価を毀損する行為を辞任以降行わないことの宣誓をいただいております。
〉救世主なのか 次に出されたリリースは、〈東京ヴェルディを応援頂いている皆様へ〉というもので、旧経営陣の経営責任を問う内容が列挙されていた。
【1】経営実力から乖離した売上計画をもとにした事業運営【2】目先の資金確保を目的とした若手選手の売却【3】計画性のない追加増資による債務超過の一時的回避【4】過剰な経費利用等が常態化【5】新型コロナウイルスの猛威による経営環境悪化リスクの放置【6】複数の不透明な商取引 加えて〈更に、旧経営陣による新たな株式の大量発行や、株式発行条件の取締役会への一任など、クラブのガバナンスが脅かされる事態となりました。
加えて、一部の役員による不平等条約締結によってその他株主が不利益を被る可能性が予見されるなど、クラブ経営を貶める兆候が顕在化したため、同社が新株保有権を行使することにより、この混乱を収束することとなりました。
〉 ゼビオが助けてやったと言わんばかりだ。
関係者は言う。
スポーツマンシップがない「経営難に陥らせた旧経営陣に問題があったなら、責任は問われるべきでしょう。
さらに、発表した内容に根拠があるのなら、法的に訴えるべきです。
ただ、その旧経営陣の中で副社長を務めていたのが、今回、代表取締役代行に就任した森本氏です。
また、新社長の中村氏もヴェルディの取締役でした。
彼らの責任は問われないのでしょうか。
まあ、彼はゼビオから出向してきた人ですし、新社長の中村氏はゼビオ副社長ですからね。
リリースには署名もないので誰が書いたのかわかりかねますが、ゼビオが子会社化したその日ですから、推して知るべしというところでしょう。
ともあれ、旧経営陣からの反論は封じた上で、一方的に攻撃したのは、Jリーグも問題視しているようです。
そもそもスポーツマンシップのかけらも感じられません」 ネット上でも、これらリリースには疑問の声が上がっている。
〈宣誓させてるところにちょっと、いやかなり闇を感じる…これでヴェルディ存続とりあえずはいいけど今後が心配…〉〈辞任にあたって経営陣から批判しない宣誓もらっておいて、・過剰な経費利用等が常態化・複数の不透明な商取引とか挙げてみたり、「ゼビオは味方だよ」と書いてみたり、もうめちゃくちゃだなこれ〉〈ゼビオが声明を発表してないから、経営陣の言い分が正しいか分からないけど、最後の一文『※辞任にあたり、上記3名からは弊クラブの信用や評価を毀損する行為を辞任以降行わないことの宣誓をいただいております。
』この一文でゼビオが悪であることは分かった。
〉 そもそも東京Vにゼビオが絡んだのは、読売グループが経営から抜けて経営難に陥った10年前に遡る。
 詳しい経緯については、デイリー新潮「『東京ヴェルディ』経営再建で大モメ スポンサーとの“不平等条約”にV社長が泣いた」(20年12月24日配信)をご覧いただきたいが、不可解なのは、再び経営難に陥った昨年11月の時点で、東京Vはゼビオに子会社化を申し入れていたことだ。
「東京Vの旧経営陣は、自らの身を呈して、チーム存続の道を作ろうとしていました。
その提案をゼビオは当初は受け入れたが、すぐに蹴ったのです。
そのため、東京Vは12月27日に臨時株主総会を開催して、新たな支援先を探そうとしていた矢先のことでした」 予定された株主総会の2日前になって、ゼビオは新株予約権を行使し、東京Vを子会社したというわけだ。
いったんは取り消した子会社化を、ゼビオはなぜ行ったのだろう。
「ゼビオの本音は、これまで通り、新株予約権は行使することなく、経営権だけを握りたかったのではないでしょうか。
しかし、両社の争いがマスコミに報じられ、サポーターの怒りに火がついた。
東京Vの最終戦では、ゼビオを非難する横断幕がグランドに掲げられ、会社の信用も傷つき焦ったのかもしれません。
新株予約権の行使から引くこともままならなくなったのでしょう」 とはいえ、東京Vは子会社化によって経営の危機からは免れたのも事実である。
「ゼビオが本気なら、ですけどね。
25日朝、東京Vにゼビオから10人ほどが乗り込んできたそうです。
内部監査と称して、まるで特捜部のように段ボールで書類を漁って行った。
何も知らない東京Vのスタッフたちは、かなり動揺したそうです」 その後、問題のリリースが発表されたというわけだ。
「これまでゼビオは東京Vについて、マスコミ各社の取材にもまったく答えようとしませんでした。
しかし、経営権を握った直後に発表したリリースのせいで、かえって“あの会社おかしい”と不信感を高めてしまった。
一方的なリリースで怪しまれるよりも、再建する気があるのなら、堂々と会見を開いて発表すべきだったと思います。
東京Vは企業規模でいえば中小企業かもしれませんが、サポーターで成り立っているチームです。
地元自治体も株主にいることですし、文化公共的側面もある企業なのです。
(https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/sports/dailyshincho-696027.htmlより引用)

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