全焼した喫茶店グランパ復活 和歌山県庁そば オーナーの娘ら再建 2021-04-01


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「気軽」「悔しい」「しんどい」「溺愛」「得意」「全焼」)

(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210331k0000m040324000c.htmlより引用)
 2020年3月、火災で全焼した和歌山市上野町2の県庁近くの喫茶店「グランパ」が約1年を経て3月28日、営業を再開した。
店を再建したのは火災で亡くなったオーナー、増田起佐子さん(当時84歳)の2人の娘たち。
常連客らの励ましを受け、30年以上、地元で親しまれてきた味を再び届けている。
 開店は1983年。
「おじいちゃん」を意味する店名の由来は、孫を溺愛していたという起佐子さんの夫、故・繁隆さんによるものだ。
病弱だったという繁隆さんは、自分が亡くなった後も家族が生活していけるようにと、料理が得意だった起佐子さんや調理師免許を持つ次女の三宅安以子さん(61)のため、実家の1階を改装して店を作った。
 開店から5年後、60歳で繁隆さんが亡くなってからは、起佐子さんと三宅さんの2人で店を切り盛りしてきた。
県庁などから常連客が訪れ、昼食時は常に満席だった。
起佐子さんは数年前に腰を圧迫骨折し、立つのが困難になっても、カウンターの端に腰掛けて接客し続けたという。
 しかし、2020年3月23日早朝の火災で、木造の店舗兼住宅が全焼。
置かれていた家電の漏電が原因の可能性があるといい、1人暮らしだった起佐子さんは1階の住居部分から助け出されて病院に運ばれたが、間もなく亡くなった。
 母と店をいっぺんになくし、落ち込む三宅さんに「もう1回、店しよう」と声をかけたのは、姉の石川起世美さん(64)だった。
「売り上げが減ったり、腰を悪くしたりして『しんどいし、店やめよう』と漏らすことはあっても、母は店を続けてきた。
こんな終わり方はすごく悔しい」。
三宅さんも「姉と一緒なら」と決意した。
 起佐子さんの葬儀には、常連客ら約200人が駆けつけたという。
新型コロナウイルスの影響で再建工事は予定より遅れたが、店ができていく様子を見ては「待ってるで」「よう頑張ったな」と声をかけてくれる人たちもいた。
「みんな私たちを見守ってくれてたんや、と思った」と石川さんは振り返る。
 建て替えて外観は一新したが焼きめしやカレー、ミートスパゲティなど、当時からのランチメニューはそのままに、日替わりで提供し、三宅さんの手製ケーキも販売する。
姉妹は「一人でも気軽に来られて、みんなが集えるお店をできるだけ長く続けたい」と意気込んでいる。
(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210331k0000m040324000c.htmlより引用)

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