ブームの影で相次ぐ飼育放棄 コロナ禍に翻弄されるペット 2021-01-13


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「憤る」「厳しい」「臭い」「不安」「不幸」「身勝手」「面倒」「喜ぶ」)

(https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2101130005.htmlより引用)
 新型コロナウイルス禍で自宅で過ごす時間が増える中、ペットに関心を持つ人、飼いたいと思う人が増えている。
癒やされる、動画を見て−。
理由はさまざまだが、購入したばかりの子犬や子猫の身勝手な飼育放棄も相次いでいる。
新たな飼い主を探す譲渡会も多くが中止となり、人の接触を避けるオンラインの活用を模索する動きも出ている。
「動物が二度と不幸にならないように」。
関係者が力を込めた。
(田中佐和)身勝手な理由 「ペットショップでは天使に見えたのに、今は悪魔にしか見えない」 昨年5月、NPO法人「みなしご救援隊犬猫譲渡センター」の東京支部に、生後数カ月のトイプードル1匹が持ち込まれた。
飼い主の男性によると、飼い始めてわずか2、3日。
衝動的に購入したとみられる。
男性は「ペットショップで抱っこしたときはおとなしかったのに、家に連れて帰ったら鳴くわ家具をボロボロにするわで、もう無理だ」とこぼしたという。
 同センターの担当者は憤る。
「昨春の緊急事態宣言以降、ペットショップは『コロナ景気』に沸くと聞く。
でも、安易に飼い始めた結果、飼育放棄される犬猫が増えている」 飼い主側の言い分はさまざまだ。
出張が増えて面倒をみられない▽動物飼育が禁止されているマンションなのに飼ってしまった▽犬の臭いがだめだった−。
そうした身勝手な理由が目立つという。
飼い方知らぬまま コロナ禍でペットへの需要が高まっている。
 民間調査会社「クロス・マーケティング」(東京)が昨年11月に全国の1100人に行った調査では、4月以降にペットを飼い始めた人は3・2%。
飼育を検討した人も6・5%だった。
 飼い始めたり、飼育を検討したりした理由を尋ねると、最多は「癒やされる」(42%)。
「ペット動画を見てほしくなった」(20・5%)、「コロナ禍で家にいる割合が増えた」(11・4%)なども続いた。
 一方、飼い方や育て方を「調べたことはない」としたのは21・6%に上った。
関西のある動物愛護団体の男性代表はこう指摘する。
「動物の命を物のように扱う人が多すぎる。
うちでは子犬や子猫の譲渡希望が増えているが、『初めて動物を飼う』という人は特に慎重に譲渡の審査をしている」オンライン活用も 行政や愛護団体が開く譲渡会の中止が相次ぎ、新たな飼い主との縁を結べずにいる保護犬・保護猫も多い。
 そんな中、神奈川県動物愛護センターは昨年11月下旬、代案として、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使ったオンライン譲渡会を初開催した。
「1匹猫を飼っていますが、一緒に飼えそうですか?」「鳴き声が聞いてみたい」。
当日は200人以上が参加。
画面越しに犬や猫との触れ合いを楽しんだ。
 譲り受けの条件となる事前講習についても、県は譲渡会と同じ日にオンラインで配信。
参加者の不安払拭にも努めた。
 上條光喜愛護・指導課長は「オンライン譲渡会で出会いの場が広がった」と喜ぶ。
ただ、譲渡までには従来通りの厳しい審査が必要で、「動物が二度と不幸にならないように、時間をかけて最善の譲渡先を決めていきたい」と話した。
(https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-wst2101130005.htmlより引用)

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