目黒駅は目黒区じゃない!? 首都圏「住所と合ってない駅名」意外と多いワケ 2021-03-29


図 この記事のタイプ傾向 (「未練」「決定」)

(https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-105843.htmlより引用)
東京23区の区名や市名を名乗っていながら、その市区内に所在していない駅がいくつかあります。
この「ねじれ現象」が生まれた背景は、駅によって様々です。
東京23区のうち5区の「区名駅」が「怪しい」●品川駅(東京都港区 ×品川区) 京急や上野東京ラインのターミナル駅であり、新幹線も停車する品川駅は、品川区から北に外れた港区高輪三丁目にあります(新幹線の駅は港南二丁目)。
 京急本線では「品川駅の南隣に北品川駅がある」という奇妙なことになっていますが、北品川駅は現地の地名で、「品川宿のあった地域の北側」というれっきとした由来をもっています。
もっとも、品川駅の駅名の由来も、その品川宿に近いからと一説に言われています。
 なお、今でこそ「品川駅は品川区に無い」と言われますが、実は品川駅の工事が始まった1871年(明治4)年9月の時点では、所在地は「品川県」でした(同年11月に東京府に編入)ので、あながち「間違い」とは言えません。
●目黒駅(東京都品川区 ×目黒区) 目黒駅も目黒区にはありません。
所在地は品川区上大崎2丁目で、目黒区との区境は、駅の100mほど西側の崖の上を通っています。
 所在地とは異なるこの駅名になった経緯は不明ですが、駅の西側には「江戸三大不動」の一つ「目黒不動(瀧泉寺)」があり、江戸時代から多くの参拝客を集め、駅から行人坂にかけては露店が立ち並ぶ参道となっていました。
そのため駅名も、「目黒不動への玄関口」ということを重視して名付けられたのかもしれません。
駅の一部だけ「区内」の「区名駅」も●東武練馬駅(東京都板橋区 ×練馬区) 東武東上線の東武練馬駅の所在地は板橋区です。
練馬区との境は駅の南側の道路にあり、ギリギリのところで「合ってない駅」となっています。
 東武鉄道によると、駅の開業した1931(昭和6)年当時、そもそも練馬区は存在せず、駅名の決定にあたっては、所在地の町名は「徳丸」であるものの、すぐ南には広大な練馬地区が広がり、知名度も高いため、練馬の地名を採用したそうです。
●新宿駅(東京都新宿区+渋谷区) 新宿駅は甲州街道を境に、北が新宿区、南が渋谷区に含まれています。
なお、渋谷区内の地名は千駄ヶ谷および代々木で、どちらも他の駅に使われています。
 1885(明治18)年に日本鉄道の途中駅として開業した当時、所在地は淀橋町(角筈村)および千駄ヶ谷町でしたが、駅名は最寄りの市街であり、17世紀から繁栄した宿場町である「内藤新宿」の地名が採用されました。
 やがて駅名とともに地名も「新宿」となり今に至りますが、1932(昭和7)年の東京市編入の際、南側の千駄ヶ谷町は渋谷区の一部となり、今の「新宿駅は半分渋谷区」の状態となったのです。
●板橋駅(東京都板橋区+豊島区+北区) 埼京線の板橋駅は、駅舎のある北半分の西側が板橋区板橋、東側が北区滝野川、南半分が豊島区上池袋にまたがっています。
 こちらも、駅周辺のランドマーク的存在は江戸時代からの宿場町「板橋宿」です。
駅北側を横断する道路は旧中山道で、当時の地形図でも賑わいがうかがえます。
 ちなみに約300m西にある東武東上線の下板橋駅は、完全に豊島区内にあります。
鉄道開通への「未練」で生まれた?「ねじれ駅名」 東京23区以外にも、駅名と所在地の自治体名が合っていないケースが首都圏でいくつか見られます。
●厚木駅(神奈川県海老名市 ×厚木市) 小田急小田原線とJR相模線の乗り換え駅である厚木駅は、厚木市から相模川を挟んだ対岸の海老名市にあります。
「厚木市にない厚木駅」が生まれた背景には、一説として、相鉄の前身である神中鉄道が、横浜から厚木を抜け平塚方面への鉄道敷設を計画したものの、相模川にはばまれた――というものがあります。
「厚木市への玄関口」として名付けられたとも言われる厚木駅、あとから開業した小田急の駅は所在地名を取って「河原口駅」でしたが、1944(昭和19)年に「厚木駅」に統一されました。
同時に、厚木市の中心部に開業していた小田急の駅も、相模厚木から本厚木へ改称されて今に至ります。
 ねじれ駅名に対する改称を望む声は一部であるものの、具体的な動きにはなっていません。
●志木駅(埼玉県新座市 ×志木市) 東武東上線の志木駅は新座市にあります。
元々は志木町(現・志木市)内に駅入口が設置されていましたが、1970(昭和45)年に駅舎改築などに伴って駅が東側の新座市内へ移転したため、現在の「ねじれ現象」に至っています。
●三鷹駅(東京都三鷹市+武蔵野市) 三鷹駅の所在地は三鷹市ですが、市境が駅を斜めに真っ二つに横断しており、半分は武蔵野市にまたがっています。
「三鷹」の名前の歴史は比較的浅く、「武蔵野」とともに1889(明治22)の村の合併で初めて登場します。
その約40年後に三鷹駅が開業。
ふたつの村名から三鷹が選ばれた経緯は不明ですが、「武蔵野」は本来、川越や23区内までの広い範囲を示す名称であるため、駅名として不採用になった可能性もあります。
 ※一部修正しました(3月29日9時37分)。
(https://news.goo.ne.jp/article/trafficnews/trend/trafficnews-105843.htmlより引用)

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