【調査報道】秀岳館高暴行問題で新証言 監督も暴行か【Nスタ】 2022-05-12


図 この記事のタイプ傾向 (「感情的」「恐怖」「嫌い」「叱責」「心配」「びくり」「書類送検」「疑い」)

サッカー部のコーチによる「暴行問題」が浮上していた熊本県の秀岳館高校。
今月上旬の謝罪会見で自らは「暴力行為をしたことがない」と発言していた監督について、卒業生のOBらが「何人も監督に暴行を受けていた」と新たに証言をしました。
■監督「暴力行為知りません」サッカー部OB「100%ウソです」TBSNEWSDIGPoweredbyJNN秀岳館高校 渡部久義教頭「申し訳ありませんでした」5月5日に行われた熊本県・秀岳館高校の会見。
サッカー部のコーチによる暴力問題などについて、説明と謝罪がありました。
秀岳館高校のサッカー部は、全国大会に出場したこともある強豪で、およそ20年間、段原一詞監督が率いてきました。
その段原監督は、会見でこう断言しました。
TBSNEWSDIGPoweredbyJNN秀岳館高校サッカー部 段原一詞監督「(暴力行為を)僕は見たことありませんでした。
知りませんでした」記者「20年程度 監督を続ける中で、生徒への指導の一環で暴力行為をしたことはないか」段原一詞監督「ありません」この発言に、強く反発する人たちがいます秀岳館高校サッカー部OB「すごいな、ここでこのウソをつくのは」「ここで正直に言ってほしかったですね」「自信を持ってウソです、100%」「現に僕らもやられてるんで」段原監督の「暴力行為をしたことはない」という発言は、「100%ウソ」…。
そう証言したのは、10数年前に秀岳館高校のサッカー部に在籍し、段原監督の指導を受けた2人のOBです。
2人は、監督の会見を見て、TBSインサイダーズに情報を寄せました。
TBSNEWSDIGPoweredbyJNNTBSインサイダーズに届いたメール「ぼくの時代に在籍していたサッカー部はほとんどが暴力受けてます」■監督「よけるな」拳をよけると叱責Nスタは直接、詳しい話を聞くことにしました。
当時は、ふがいない試合をしたなどの理由で、段原監督の指示で、正座を3時間させられたことがあったといいます。
 TBSNEWSDIGPoweredbyJNNサッカー部OB「正座3時間とかは当たり前」記者「ずっと正座3時間…」サッカー部OB「3時間です。
びくりでもすると、もう前蹴りです。
前蹴りされて、『もう正座の時間は終わりました、立て』って言われて、立ったときにフラフラしている奴は殴られます。
『ビシっとせんか』と言われて、僕それはありますね」記者「段原監督から」サッカー部OB「段原監督から、何人もいると思いますこれは」殴る際は、平手ではなく拳で、力も相当強かったといいます。
TBSNEWSDIGPoweredbyJNNサッカー部OB「顔を殴られていると連発で来るんですね、バンバンバンで、グーで。
よけたら『よけるな』って言われて」記者「結構、血とか…」サッカー部OB「すごいですよ、口内炎が30何個できた人もいますし」段原監督の暴力は、サッカー以外の場面でもあったと証言します。
サッカー部OB「昼間 学校で会って挨拶しなかったら殴られる人もいたし、目の前を歩いていてごみが落ちていて、『何で拾わんのや』って言って殴るのもありましたし」TBSNEWSDIGPoweredbyJNN段原一詞監督「コーチの暴力行為については、暴力は根絶されるべきものあるという認識でおりますので、あってはならないことだと思いました」今回の問題の発端は4月、30代の男性コーチが部員に暴力を振るい、その動画がSNSで拡散したことにあります。
コーチは、暴行の疑いで書類送検されましたが、学校の調査で、サッカー部で この2年間に38件の暴力行為があったことが発覚。
段原監督は「見たことはなく知らなかった」としています。
また、暴力行為の動画を投稿したことについて、部員たちが顔と実名を出して謝罪する動画がSNSにあがり、波紋がさらに拡大。
TBSNEWSDIGPoweredbyJNN秀岳館高校サッカー部員「感情的になってしまいSNSに投稿してしまいました」「本当に申し訳ありませんでした」この動画について、当初、段原監督は、「部員が自主的に謝罪した」としていましたが、実際は、監督が撮影に立ち会い、顔と名前を出したのは監督の提案だったことが明らかになっています。
段原一詞監督「生徒たちから(“謝罪動画”の)申し出がありましたので、僕があらかじめ知っておいたとなったらいけないと思って、そう(後で知ったと)回答しました。
申し訳ございません」段原監督は、“生徒の考えを尊重した”と釈明しています。
 ■サッカー部OB「(暴力行為)親に言えなかった」TBSNEWSDIGPoweredbyJNNサッカー部での3年間はどうだったのでしょうかー?サッカー部OB「いかに怒られずに3年間逃れるかっていう。
もう恐怖心です。
(監督がいる)Aチームに行きたくない。
BチームCチームいると(指導は)コーチなんで。
Aチームに行っちゃうと何かあったら殴られるし。
サッカーは嫌いになりましたね、僕は。
(暴力行為は)親には言えないですよ、心配かけるし」2人とは別の複数のサッカー部OBも、私たちの取材に「段原監督の暴力はあった」と証言しています。
学校側はどう受け止めるのか…。
教頭が5月12日、取材に応じました。
TBSNEWSDIGPoweredbyJNN記者「段原監督から暴力があったと(OBから)証言が出てきました」秀岳館高等学校 白井勇教頭「学校側は10数年前だったら把握はできておりません。
そういうふうに発言しているのであれば、事実かもわかりません。
でも学校側としては、そのあたりは把握しておりません。
申し訳ありません」記者「証言が事実なら(監督が会見で)でウソをついたかもしれない」白井勇教頭「もし仮に(会見での発言が)ウソだったとしたら、私には理解できません」学校側は、直近5年間のサッカー部の暴力行為は調査しているものの、それ以前は調査できていないといいます。
段原監督は、これまでの問題を受け自宅謹慎中。
監督の携帯に何度か連絡しましたが、繋がることはありませんでした。
教育現場の体罰やハラスメントに詳しい専門家はTBSNEWSDIGPoweredbyJNN日本体育大学スポーツ文化学部南部さおり教授「(コーチの)暴力行為を訴えるために、生徒がSNSを使っているというのは、まさしく外部の目が入らないからこそ、そこまでして訴えなければならなかったという事情があるわけです。
強い部活動の顧問(指導者)というのは非常に優遇されますし、校長であっても強く言えないという構図が出来あがる、そういった権力構造に生徒たちは非常に敏感ですから、結局どこにも助けを求めることができない。
(https://news.goo.ne.jp/article/tbs/nation/tbs-44305.htmlより引用)

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