大会事務局によると、発熱した選手は新型コロナウイルス感染が確認された。
対戦予定だった高松工芸(香川)は不戦勝。
同日朝、大会事務局が東山から選手の発熱について連絡を受け、チームを欠場扱いにすると決定した。
◇ 連覇の夢は突如ついえた。
男子の東山は3回戦を戦うことなく姿を消した。
大会規定では発熱者以外の選手で試合を行えるが、試合直前の会場練習中に大会事務局から棄権を要請された。
今季唯一の全国大会で頂点を目指してきた選手らは、頭を抱え涙した。
コロナ感染のリスクを最小限に抑えるため、昨年11月の京都府予選決勝以降、対外試合を中止。
部内の紅白戦のみで試合勘を養ってきた。
豊田充浩監督は「我慢させてやってきただけに、残念としかいいようがない」と声を震わせた。
シード校のため、6日の2回戦が初戦だった。
高校総体など大会の中止が相次ぐ中、気持ちを奮い立たせて練習を重ね、ようやく立った舞台。
吉村颯太主将(3年)は「高校総体も国体もなくなって、ここにかける思いは強い」と話していた。
豊田監督は「誰が悪いということはない。
1年間辛抱してやり続けたことは無駄にならないと伝えたい」と無念さをにじませた。
(https://news.goo.ne.jp/article/sankei/sports/sankei-spo2101070023.htmlより引用)