大統領選での敗北を認めていないトランプ大統領は5日、民主党のバイデン氏の勝利認定を阻止するようペンス副大統領への圧力を強めたが、ペンス氏の側近らによると、6日の両院合同本会議では各州で既に認定されている選挙結果を読み上げ、上院議長としての儀礼的な役割を全うする見通しだ。
トランプ大統領は「副大統領には不正に選ばれた選挙人を拒否する権限がある」とツイッターに投稿し、自身に忠実なペンス副大統領が儀礼的な役割以上の行動に出る可能性を示唆した。
トランプ氏は前夜にも「ペンス氏が私の期待に沿えないのであれば、彼のことをこれまでのようには好きでなくなる」と述べていた。
また、トランプ大統領の側近によると、トランプ氏はペンス氏が自分のためにより真剣に戦ってほしいと周囲に話していたという。
一方、ショート副大統領首席補佐官は、ペンス氏がトランプ大統領への忠誠心を維持しつつも「憲法を堅持する」と強調。
元側近もペンス氏の責務は「封筒を開封し、中身を読み上げる儀礼的な役割でしかない」と述べた。
(https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20210106023.htmlより引用)