都内コロナ病床3000床埋まる 確保分の88% 「現場はぎりぎり」「通常医療に影響」 2021-01-06


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「厳しい」)

(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210106k0000m040204000c.htmlより引用)
 新型コロナウイルスの急速な感染拡大の影響で、東京都内の医療提供体制が厳しい状況に追い込まれている。
都は患者を受け入れる専用病床を3500確保しているが、6日時点の入院患者は3090人で約88%が埋まった。
日々増える新たな患者の入院先の調整も難航し、医療関係者からは「限界が近づいている」という声が上がっている。
 軽症と中等症の患者を受け入れている河北総合病院(杉並区)は、36ある専用病床がいっぱいの状況が続く。
11月ごろから高齢の入院患者が多くなり、現在は8割を占める。
食事や排せつの介助にあたる看護師らの負担は増えた。
年末年始も対応した職員の顔には疲れの色がにじむ。
 患者の容体が悪化し重症化した場合、重症者に対応する他の病院に搬送しているが、数日前に1人の転院先が見つからず入院を続けているという。
都からさらなる病床の確保を求められているが、応じる余裕はない。
病院の担当者は「今年に入って一段と厳しい状況になっており、現場はぎりぎりだ」と話している。
 都によると、都内の入院患者は10月以降は1000人前後だったが、11月中旬から増加に転じた。
都は65歳以上は原則入院としていた基準を変え、基礎疾患がなく、軽症や無症状なら70歳未満は宿泊施設での療養も可能にしたが、今月5日に3000人を突破。
確保した3500床が埋まりつつある。
都は4000床に増やすよう医療機関に要請しているが、現時点では達成できていない。
 病床の逼迫(ひっぱく)によって患者の入院調整にも影響が出ている。
都内の保健所が入院先を見つけられず、都に入院調整を依頼した件数は1日150件を超える高い水準で推移。
その日のうちに入院先が決まらないケースが多数生じている。
都の担当者は「これ以上病床を確保しようとすれば、診療科の一部縮小など通常医療に大きな影響が出るかもしれない」と話す。
今後、さらに入院基準を見直す可能性もあるという。
 都医師会の尾崎治夫会長は「数日以内に3500床は確実に埋まり、コロナ患者だけでなく、通常医療の患者受け入れや手術のできない状況がより深刻化するだろう。
医療従事者の疲弊も顕著であり、都内の医療現場は想像以上に危機的状況にある。
あらゆる手段で感染者を減らすことが必要だ」と話した。
(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210106k0000m040204000c.htmlより引用)

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