内陸に位置する大仙市は、日本海から雄物川をさかのぼったサケを取る漁が盛ん。
卵確保が難しくなった宮古市を支援する。
提供するのは雄物川の支流で採卵し、受精させて目が見えるまで育った「発眼卵」。
大仙市職員らが12日に宮古市へ運ぶ。
両市は2019年に友好交流都市協定を結んだ。
両市ともサケが特産で、採卵が順調に進んだ大仙市が余った卵を無償で提供することにした。
太平洋側の秋サケ漁は近年不振が続いている。
かつて本州一の漁獲量を誇った宮古市も数年後の回帰に直結する採卵計画(1億1724万粒)の42・5%しか確保できていないという。
宮古市は35万粒を市内3漁協に配分し、ふ化させた上で4月に放流する。
同市の佐々木勝利水産課長は「日本海側はサケがよく揚がっていると聞いており、非常にありがたい」と感謝する。
大仙市農林整備課の新田知幸主査は「わずかではあるが宮古市の力になりたい」と語る。
(https://news.goo.ne.jp/article/kahoku/politics/kahoku-20210110khn000022.htmlより引用)