突然の聖火リレー中止表明 ランナー落胆「大阪で途切れるの残念」 2021-04-01


図 この記事のタイプ傾向 (「新型コロナウイルス」「残念」「落胆」「回復」)

(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210401k0000m040348000c.htmlより引用)
 吉村洋文大阪府知事と松井一郎大阪市長が1日、大阪市内での東京オリンピックの聖火リレーを取りやめる考えを示した。
新型コロナウイルスの感染再拡大で、同市内に「まん延防止等重点措置」が適用されることから、「不要不急の密を避ける」のが理由だ。
本番を約2週間後に控えた突然の判断に、ランナーには落胆が広がった。
 「大阪で聖火が途切れてしまうのは残念。
マスクを着けて走るなど、感染対策をしながら実施する方法はないのか」。
14日に大阪市役所(同市北区)周辺でトーチをつなぐ予定の山本潤二さん(62)=同市=は語った。
定年退職の半年前に脳梗塞(こうそく)を発症。
当初は車椅子生活だったが、リハビリに取り組み、つえを使って歩けるまでに回復した。
「聖火リレーを一つの目標にリハビリを続けてきた。
ここまで回復できたことをお世話になった人たちに見てほしかった」 「感染者数が増えて、もしかしたらあかんかなと思っていたけど、中止すると聞いてびっくりした」。
市内を走る聖火ランナーの一人で同市の会社員、島津真理さん(57)はそう語った。
日本がボイコットした1980年モスクワ五輪出場を目指していた元競泳選手の島津さんは「無観客にして、聖火だけでもつなげられたらいい」と訴えた。
 「普通の人でもオリンピックに参加できることを示したい」との思いから聖火ランナーに応募した同市の学童保育指導員、水谷智子さん(48)は、大阪城(同市中央区)周辺から市役所周辺まで水上バスに乗ってトーチを運ぶ予定だ。
知事や市長が中止を表明したとの一報を聞き「オリンピックを身近に感じられる機会だったので残念」とする一方で、「感染者数が日に日に増えているなかでの実施は難しいと思う」と理解も示した。
 「中止」の表明は突然だった。
吉村知事は1日昼過ぎ、府庁で報道陣に聖火リレーを実施すべきかどうかを問われ、「大阪市とも協議の必要があるが、私自身は中止すべきだと思っている」との考えを明らかにした。
理由については「不要不急の外出にあたると考えており、大阪市内で『密』を避ける必要がある」とした。
その後に記者会見した松井市長も「全国の聖火リレーの様子を見ていると、人が集まり、密になっている」と同調した。
市中央公会堂(同市北区)で予定されている聖火リレーの到着セレモニー「セレブレーション」は無観客で実施する案が浮上している。
 ◇兵庫知事「もう少し状況見極める」 他の自治体の対応には温度差がある。
まん延防止等重点措置が適用される兵庫県の井戸敏三知事は「もう少し状況を見極めた上で、最終的に判断したい」と語った。
聖火リレーでは36・7キロを180の個人・グループが走るが、大阪より約1カ月遅い5月23、24日の予定だ。
「聖火リレーは室内ではなく、感染防止策がとられているとの前提がある」とも述べた。
 聖火リレー(5月15、16日)中止検討を打ち出している島根県の丸山達也知事は、吉村知事らの中止表明について「自然な、適切な方針」と評価した。
その上で、「私の(現状での五輪開催に反対という)考え方と吉村知事ではスタート地点が違う。
仲間が増えたわけではない」と受け止めていた。
 鳥取県の平井伸治知事は1日の記者会見で、5月21、22日に県内の全19市町村を通過する聖火リレーについて「感染症対策を考えなければならない。
7割程度の自治体で内容を見直す」と縮小方針を表明した。
イベントを簡素化するなどして経費を2〜3割削減し、新型コロナ対策に充てる。
市民ランナーは予定通り走る見込みだが、密集が生じかねない著名人ランナーは「(走る)必要はない」としている。
(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210401k0000m040348000c.htmlより引用)

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