菅野「巨人残留」が裏目にも…好成績の反動と若手活性化の停滞 元OB投手2人が指摘 2021-01-13


図 この記事のタイプ傾向 (「恐れ」「感謝」「悔しさ」「懸念」「心配」「満足」「喜んだ」)

(https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-698149.htmlより引用)
 ポスティングシステムでメジャー移籍を目指したものの、巨人残留が決まった菅野智之(31)。
山口オーナーは「感謝します」と最敬礼し、原監督も「一緒に戦えることをうれしく、頼もしく感じています。
監督としては最高の形」と喜んだ。
 9日に帰国した菅野は10日のオンライン取材で、メジャー球団との交渉は「100%自分で納得できるものではなかった」と残留を決断した経緯を説明。
「気持ちは今季の日本一に向いている。
向こうに行けなかった悔しさはゼロではない。
今から自分の中で燃えるものがある」とし、今季の目標を「20勝」に設定した。
■難しいモチベーションの維持 昨季は史上初の開幕戦から13連勝をマークし、最多勝(14勝)、最高勝率(・875)のタイトルを獲得しているが、今季はさらに高い数字を設定した。
東京五輪については「チャンスをもらえた。
結果としてチャレンジできるというのは、自分にとってプラス。
そもそも去年、東京五輪があったらと考えると、そこを目標にしていた自分がいた。
また新たに目標ができたのは大きい」と誓った。
巨人OBで元投手コーチの中村稔氏がこう言う。
「昨年は投球フォームを改造し、好成績を収めた。
大きな変化を恐れずに開幕からエンジン全開で飛ばしたことが奏功した。
球団にポスティング移籍を認めてもらうためというモチベーションによるものでしょう。
ただ、開幕13連勝のような成績を2年続けるのは簡単ではない。
燃え尽き症候群とまでは言わないが、飛ばした翌年に反動があるのも投手の難しさ。
モチベーションが維持できるか心配です。
練習量が多い菅野が、メジャー球団との交渉のため、このオフはあまり練習ができていないのも懸念材料です」 菅野はメジャー30球団の中でも「優勝争いができる球団」への入団を希望していたという。
これはヤンキースやドジャースとされるが、そんな名門から満足のいくオファーは届かなかった。
 もし菅野が来年2022年に渡米するなら、メジャー挑戦は33歳を迎えるシーズン。
メジャーでは投手、野手ともに35歳にかかる選手との契約を敬遠する傾向にある。
年齢的な衰えから故障のリスクが高まり、著しくパフォーマンスが低下する年齢とされるからだ。
年齢を重ねるごとに条件は厳しくなる一方で、スポーツライターの友成那智氏は「20代のうちにメジャーでサイ・ヤング賞や最多勝などのタイトルを受賞した投手でさえ、30代半ばに差し掛かると各球団にされる条件提示はシビアになります」と指摘している。
仕切り直し、1年延期……と楽観できる状態ではないだけに、なおさらモチベーションが心配されるのだ。
若手が台頭してチーム活性化 巨人にとっても実は、大エースの残留がマイナスに出る可能性がある。
 同じく巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏がこう言った。
「絶対的なエースがメジャーに流出すると、古巣球団が強くなることがある。
残ったメンバーに自覚が芽生えたり、若手が台頭してチームが活性化されるからです。
ダルビッシュ、前田健太、菊池雄星の時がそうでした」 実際、ダルビッシュが日本ハムからレンジャーズに移籍した12年に日本ハムはリーグ優勝。
前田が広島からドジャースに移籍した16年から広島のリーグ3連覇が始まった。
菊池が西武からマリナーズに移籍した19年に西武はリーグ連覇を果たしている。
この3人は菅野同様、ポスティングシステムを利用し、海を渡っている。
「12年の日本ハムは過去3年(09〜11年)で勝ち星がなかった(計0勝11敗)吉川光が14勝(5敗)で防御率のタイトルを取ったし(1・71)、16年の広島は前年5勝(8敗)だった野村が16勝(3敗)で最多勝。
19年の西武は前年2勝(1敗)だった高卒5年目の高橋が10勝(6敗)など、必ず誰かが台頭しています。
巨人は菅野が流出することを見越し、DeNAから井納をFA補強した。
ただでさえ少ない先発枠に菅野が戻り、出てくるはずだった若手の芽を摘むことになりかねません。
モチベーションと言うのなら、菅野以上に若手、中堅のヤル気に影響しないか心配ですね」(前出の高橋氏) 実は「マイナス面も多い」というOBの指摘も一理ある。
(https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/sports/nikkangendai-698149.htmlより引用)

関連記事