強い水圧で使うと…トイレでお尻の洗いすぎは病気を招く? 2021-01-06


図 この記事のタイプ傾向 (「注意」「痛み」「発表」)

(https://news.goo.ne.jp/article/hc_nikkangendai/life/hc_nikkangendai-275779.htmlより引用)
 温水洗浄便座なしの生活なんて考えられない――。
そう思っている人もいるのでは? しかし、最近発表された温水洗浄便座に関する調査結果を聞くと、考えが変わる可能性がある。
「“大”がしたくて外出先でトイレに入ったとき、温水洗浄便座じゃなければ、ちょっと困りますね」と話すのは、埼玉県在住の40代の男性。
 よく行く場所では、どこのトイレに温水洗浄便座があるかを把握している。
 温水洗浄便座は排便後の肛門を洗えるのでスッキリして気持ちがいい。
しかし、松島病院大腸肛門病センター(横浜市)の紅谷鮎美医師は「お尻がかゆいと訴える患者さんを診察すると、肛門付近の皮膚が荒れていることが多い。
話を聞くと、温水洗浄便座を強い水圧で使っているという答えが返ってくることが結構あります」と言う。
■肛門疾患がある患者の7割が使用 松島病院大腸肛門病センターでは、2017年10月に同院外来を受診した初診患者992人(男性603人、女性389人、平均年齢52歳)を対象に温水洗浄便座の使用状況に関するアンケートを実施し、肛門疾患との関連を検討。
紅谷医師が、第75回日本大腸肛門病学会(昨年11月13日〜12月27日、ウェブ開催)でその結果を発表した。
 それによると、初診患者は男女とも40歳代が最も多く、受診疾患は痔核(いぼ痔・62%)、裂肛(切れ痔・10%)、肛囲膿瘍(9%)の順だった。
 日常的に温水洗浄便座を使用している人は全体の75%(738人)で男性は77%(466人)、女性は70%(272人)。
痔核、裂肛、肛囲膿瘍のほか肛囲皮膚炎、肛門掻痒症、排便障害などすべての症状において温水洗浄便座の使用者が多かった。
 皮膚症状の有無別に見た温水洗浄便座使用状況では、症状があると答えた人で、強い水圧で洗浄している人が多いという結果だった。
 また、肛門疾患がない同院職員242人にアンケートを取ると、日常的に温水洗浄便座を使用している割合は、患者の回答結果より少ない57%だった。
■カンジダ症のリスク増「手や顔も同じですが、基本的に洗いすぎるとバリアー機能が壊れて皮膚は荒れます。
特に肛門周辺は皮膚が薄いので荒れやすい。
荒れるとかゆみが出てくることもありますし、カンジダ菌が増殖してかゆみを引き起こすカンジダ症になることもあります。
そうなると、薬を使っての治療が必要になります」(紅谷医師=以下同) また、排便前に温水洗浄機能を使い、それを刺激にして排便し続けていると、次第に便意を感じにくくなり、温水洗浄の刺激なしでは排便しづらくなる可能性もある。
「強い水圧にすると、お尻が緩い人では、洗浄する水が肛門内に入ってしまい、それがまた出てきて、便漏れのような状態になることもあります」 一方で温水洗浄機能によって、「便の汚れが落ちやすくなり、トイレットペーパーでゴシゴシこすらなくても済むようになった。
結果的に痛みを感じにくくなった」と言う人も少なくない。
「温水洗浄便座を使うときに知っておいてほしいのは、正しい洗浄法です。
日本レストルーム工業会では、肛門周囲に付着した汚れを落とすための目安の洗浄時間として10〜20秒を推奨し、長時間の洗浄や習慣的に便意を促す目的での使用は注意喚起しています。
強すぎない水圧にすることも必要です」 さらには、トイレットペーパーに汚れがあまり付かないスルッとした理想的な便を出すように生活習慣を変える。
1日1・5リットルの水分摂取と水溶性・非水溶性食物繊維の摂取、適度な運動などだ。
 正しく使おう。
(https://news.goo.ne.jp/article/hc_nikkangendai/life/hc_nikkangendai-275779.htmlより引用)

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