琵琶湖にチョウザメは生息しておらず、同館は、飼い主が観賞用を放流した可能性が高いとみている。
同館によると、6日午前、大津市北部沖の琵琶湖で、地元漁師が小型定置網を引き揚げたところ、体長約1メートルのチョウザメを発見。
捕獲し、同館に連絡した。
雌雄は不明だが、成魚とみられ、うろこやひれの形から「ベステルチョウザメ」の可能性があるという。
同館は保護し、今後、粘液から採取したDNAを分析し、種類を特定する。
チョウザメはロシアや北米などの主に淡水域に生息する。
かつて北海道の石狩川などにも遡上(そじょう)したが、今は日本の川や湖に野生のチョウザメはいないとされる。
歯がなく、人を襲う恐れは低いという。
ベステルチョウザメは、高級食材「キャビア」を採取するために養殖され、観賞魚としても飼われている。
琵琶湖では過去にもチョウザメが捕獲されたことがあるという。
担当者は「飼育されていたものだろう。
責任を持って飼い続けてほしい」と呼びかけている。
(https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20220509-567-OYT1T50166.htmlより引用)