原発避難でタイムカプセル返せず 教え子探す元教員 福島・双葉 2021-03-29


図 この記事のタイプ傾向 (「大切」「事故」「協力」「避難」)

(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210329k0000m040015000c.htmlより引用)
 2001年度に福島県の双葉町立双葉南小の6年1組を担任していた今野千鶴子さん(57)が、保管している卒業記念のタイムカプセルを返却しようと教え子たちを探している。
東京電力福島第1原発事故で双葉町は全町民の避難が続いている。
今野さんの自宅があった浪江町津島地区も帰還困難区域となったが、タイムカプセルを持ち出し、返却のために教え子たちと再会できる日を待ち望んでいる。
【渡部直樹】 当時6年1組の児童26人がタイムカプセルを作った。
透明な衣装ケースの中に、寄せ書きされた白いクマのぬいぐるみや「原子力発電について 私たちの未来を……。
平和な未来を……。
資源を大切に……」と書かれた画用紙が入っていた。
原発で使われるウラン燃料を模したとみられるキャラクターも描かれていた。
授業の一環で作った、さまざまな発電方法について調べたリポートだという。
「ドキッとしますね。
こんなこと(原発事故)が起こるなんて考えもしなかったと思う」。
今野さんはため息まじりに見つめる。
 6年1組は互いに仲が良く、自分たちで考えて行動するクラスだった。
タイムカプセル作りも子どもたちが発案した。
衣装ケースは今野さんが用意したが、中に入れる物などは、子どもたちが互いに協力し合って考えたという。
 同小に保管する場所はなく、今野さんが自宅で保管していた。
11年3月、原発事故が発生。
今野さんは同年4月ごろ、他の大切な家財とともにカプセルを持ち出し、今は同県桑折町に建てた新たな自宅に保管している。
 「いつ返せるかとずっと気になっていた」と今野さん。
震災10年を機に、今年初め、双葉町教育委員会に連絡して当時の教え子を探し始めた。
今野さんは「普通だったら考えられないような事故を経験した子どもたち。
今これを見たらどう思うだろう。
早く返してあげたい」と話し、連絡を待っている。
 連絡は双葉町教委(0246・84・5210)まで。
(https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20210329k0000m040015000c.htmlより引用)

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