一般社団法人日本たばこ協会、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)および日本たばこ産業(JT)は、使用済み加熱式タバコ機器のリサイクル事業について、2021年4月1日から回収エリアを拡大すると発表した。
発表によれば、「使用済み加熱式タバコ機器などについては、各自治体のルールにのっとり、ユーザー自身による廃棄をお願いしているが、加熱式タバコ市場の成長にともなうリサイクルに対する関心の高まりや、廃棄方法に困ったユーザーへの対応を目的に、タバコ業界の自主的な取り組みとして、使用済み機器などの回収を実施してきた」として、「今回、回収エリアを全国に拡大することで、さらなる事業展開を目指していく」とのことだ。
具体的には、回収エリアを2021年4月1日から全国47都道府県に拡大する。
なお、すでに、2020年2月1日から東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県が、2020年10月1日から北海道、宮城県、栃木県、群馬県、新潟県、石川県、長野県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、鳥取県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県が対象エリアに入っており、今回、2021年4月1日から青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、富山県、福井県、山梨県、岐阜県、静岡県、三重県、和歌山県、島根県、山口県、香川県、徳島県、愛媛県、高知県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県が加わることになる。
また、回収対象物は「glo」および「Ploom」各種の使用済み機器本体と一部の消耗品。回収方法については「ユーザーから回収店舗に持ち込まれた回収対象物を、日本たばこ協会が回収し、適切にリサイクルする」とのことだ。対象店舗は、リサイクルマークステッカーを掲示している全国のタバコ販売店など(約1200店)。
■関連リンク
加熱式タバコ「glo」「Ploom TECH」のリサイクル事業、10月1日に対象エリア拡大
「加熱式タバコ」2020年下半期のトレンドや新デバイスは? 各社の動向まとめ
「加熱式タバコ」2020年上半期のトレンドは? 各社の動向まとめ
2020年10月1日タバコ値上げへ。「IQOS」「Ploom TECH」「glo」増税後の価格は?