シャープは5月17日、2021年夏モデルとして、5G対応スマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R6」を発表した。
これにともなって同日、NTTドコモおよびソフトバンクが取り扱いを表明。NTTドコモでは「ドコモ スマートフォン AQUOS R6 SH-51B」として、ソフトバンクでは「AQUOS R6」として、6月中旬以降より発売する予定だ。また、NTTドコモは5月18日より事前予約受付を開始すると発表している。
シャープは、スマートフォンのカメラの開発・設計において、2020年3月より、ライカと協業を開始。その第1弾として、「AQUOS R6」は、センサー・レンズの設計、画質の調整まで含めたカメラシステムの開発を、ライカと共同で実施したとのことだ。
具体的には、有効約2020万画素の1型センサーと、ライカのレンズ「ズミクロン」の称号を得たF1.9(35mm換算:焦点距離19mm)の7枚構成レンズをアウトカメラに採用。「圧倒的な集光量で暗い場所でも高感度、かつ広角から望遠までひずみを抑えた撮影を可能にする」と同社では説明する。
さらに、スマートフォンが得意とするコンピュテーショナルフォトグラフィー(デジタル画像処理技術)を融合し、「デジタルズーム時にも細部の輪郭まで緻密に再現する」とのこと。夜景撮影時には、ノイズを抑えたダイナミックレンジの広い描写を可能にするという。
表示部には、WUXGA+解像度(2730×1260ドット)の約6.6型Pro IGZO OLED(有機EL)ディスプレイを装備。1Hz〜240Hzで駆動する点も特徴だ。10億色の色彩階調と2000万:1の高コントラスト、業界最高(スマートフォンの画面ピーク輝度として業界最高。2021年5月17日時点。同社調べ)という2000ニトの高いピーク輝度により、HDRコンテンツを明るく、臨場感のある立体的な映像で表示するとのことだ。
このほか主な仕様は、プロセッサーが「Snapdragon 888 5G Mobile Platform」、メモリーが12GB、内蔵ストレージが128GB。外部記録媒体はmicroSDXCメモリーカード(最大1TB)をサポート。インカメラは約1260万画素。OSは「Android 11」をプリインストールする。
無線通信はBluetooth 5.2、IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax準拠の無線LAN規格に対応。バッテリー容量は5000mAh。IPX5/IPX8相当の防水性能、IP6X相当の防塵性能も装備。セキュリティ機能は顔認証、指紋認証の利用が可能だ。おサイフケータイにも対応する。
本体サイズは74(幅)×162(高さ)×9.5(奥行)mm、重量は約207g。ボディカラーはブラック、ホワイト。